中国の女優タン・ウェイ（湯唯）がこのほど、映画「別れる決心」のストーリーボードブックの発表会に出席し、夫のキム・テヨン監督との不仲説について否定した。

タン・ウェイはパク・チャヌク監督の韓国映画「別れる決心」（2022年）に主演し、同作は第75回カンヌ国際映画祭や百想芸術大賞で監督賞を受賞。またタン・ウェイ自身も、青龍映画賞で華人女優初となる最優秀主演女優賞を獲得している。

8日、香港で「別れる決心」の中国語版ストーリーボードブックの発表会が行われ、タン・ウェイも出席。自身も翻訳に参加したこの本についてタン・ウェイは、7歳になる長女の世話や家事をするかたわら翻訳に取り組んだことを明かし、「夫が仕事で韓国へ戻ってしまうと、娘が寝るのを待って再び翻訳に没頭する毎日で、疲れるけれど楽しい日々だった」と振り返った。

タン・ウェイは、韓国の俳優ヒョンビンと共に主演した映画「レイトオータム」（12年）のキム・テヨン監督と14年に結婚。その後は韓国で結婚生活を送っていたが、昨年には北京で生活していることが分かり、最近も北京市内の小学校へ長女を送る姿が目撃されたことで、キム監督との別居や離婚説が盛んに報じられていた。

この日、キム監督との不仲説について問いかけるメディアに対し、「あり得ない」とコメントしてうわさを否定。さらに、「もし夫が家にいて娘の世話をしてくれなければ、こうして香港に来ていません」と語ったほか、カメラに向けて韓国語でキム監督への感謝の言葉を述べている。（Mathilda）