西遊記の韓国起源説は「根も葉もないデマ」=中国ネットの書き込みから風聞広がる―中国メディア

Record China    2014年8月11日(月) 20時30分

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11日、中国の一部メディアが「韓国の学者が西遊記の起源は韓国と主張」とする内容の報道を行ったことに対し、中国新聞網は「根も葉もないデマ」と指摘した。写真は福建省泉州市にある西遊記の彫刻。

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2014年8月11日、中国の一部メディアが「韓国の学者が西遊記の起源は韓国と主張」とする内容の報道を行ったことに対し、中国新聞網は「根も葉もないデマ」と指摘した。

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先般の報道では、「韓国神話文化研究院」に所属する韓国の学者が、「韓国の順道寺には三蔵法師が持ち帰った経典の原本がある。韓国の山・智異山は古代に『花果山』と呼ばれ、民間では智異山に神のサルが住んでいるとの伝説が伝わっている」といった根拠を示し、西遊記の韓国起源説を主張したと伝えられた。

ところが、調査を進めると、韓国に「韓国神話文化研究院」という機関はなく、類似の名称を持つ機関も存在しなかった。さらに、順道寺も実在せず、智異山は『花果山』とは呼ばれていなかったと分かった。

さらに調査を進めると、2011年8月、中国ネットの掲示板に孫悟空の起源について議論する書き込みが見つかった。コメント中には、韓国人と思われるユーザーが韓国の学者の文章として、韓国で人間の言葉を操るサルの伝説を紹介したが、このような文章はないと確認が取れている。2009年にも、中国国内の個人ブログで「韓国の教授、孫悟空の韓国起源を主張」とする文章があり、日本で注目を集めたのちに中国でも広まり、物議を醸した。

一方、韓国の庶民や学者は、西遊記の韓国起源説に対して、一様に「荒唐無稽」だとみており、皆中国の小説だと認識しているという。(翻訳・編集/内山)

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