2023年11月26日、韓国・毎日経済は「30年の国際博覧会（万博）の開催地の選出が2日後に迫った中、日本政府が釜山（プサン）を支持する方針を固めたという現地報道があり、関心を集めている」と伝えた。

記事は「日本政府内では当初、原油など中東との関係を考慮しサウジアラビアのリヤドを支持する声が強かったが、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が日韓関係改善に向け努力してきたことを勘案して釜山を支持する方針を固めたようだ」と伝えている。

30年国際博覧会の開催地は182の加盟国代表の投票により決定する。釜山、リヤド、イタリアのローマが候補地となっている。

記事は「オイルマネーを前面に押し出すサウジアラビアが一歩リードしている状況だが、尹大統領が各国代表と会って支持を呼びかけるなど終盤に勢いをつけているため、釜山が逆転する可能性もある」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「日本の釜山支持は本当に正しい決断」「これぞ外交」「尹政権が日本に尽くしてきた甲斐があった」など期待の声が上がっている。

一方で「1ミリも期待していないし、たとえ誘致できても大した意味はないと思う。現在は、国際大会を誘致するだけでまるで国運が上がったかのように盛り上がっていた1970～80年代とは違う」「世界スカウトジャンボリーもろくに開催できないわが国が万博を成功させられると思う？。誘致してもまた失敗に終わる」などと懸念する声も見られた。（翻訳・編集/堂本）