バイキングがたった210円!何か裏があるのか?当局が突撃検査したら…―中国

Record China    2023年11月18日(土) 11時0分

拡大

中国・福建省廈門市の飲食店が10元(約210円)のバイキングを提供し、大人気になっている。しかし、あまりの安さから地元当局から抜き打ちの検査を受けたという。

(1 / 2 枚)

中国・福建省廈門(アモイ)市の飲食店が10元(約210円)のバイキング(食べ放題)を提供し、大人気になっている。しかし、あまりの安さから地元当局から抜き打ちの検査を受けたという。中国メディアの毎日経済新聞が15日付で伝えた。

その他の写真

報道によると、同市思明区にある同飲食店は今年4月に営業許可証を取得して開店。現在、市内に3店舗を展開しており、昼食、夕食時には大人気で満席状態が続いている。豚肉や野菜を中心とした料理をバイキング形式で提供しているという。

利用客からは「おいしかった。本当に10元しかかからなかった。とんでもない料金だよ」と驚きの声が上がり好評だが、一方でネット上では食材の仕入れが合法か、品質は保たれているか、衛生面に問題はないかなどに関心が寄せられている。

このほど、同区の市場監督管理局が同点に検査に入ったところ、一部食材の仕入れ表などに不備があることが判明。局員は「もし食材が不合格となった場合、その仕入れ元をたどることができない」として、改善を求めた。


同店では食堂の隣にある別の建物内のキッチンで加工が行われていたが、食堂に運搬する過程で料理が密閉されていない、温度管理がされていないという点も問題視された。また、ハエよけの数が足りない、一部の調味料に蓋がない、油汚れで滑りやすいなどの点も指摘されたという。

一方、中国のネットユーザーからは「この店は普通の店よりよっぽど清潔だと感じたけどな」「安すぎるから目を付けられたのかな」「明日にでも行きたいわ」「近くの農家から仕入れて加工してすぐ提供。間に業者が入らないから安く出せるし、もしかしたらより新鮮かもしれない」「私は以前飲食店を出していたが、近くの農家からその場で買い付けていたから仕入れ表なんてなかった。それでも問題を起こしたことは一度もない」との声が上がった。

一方で、「実際に問題が起きなくても(仕入れ表の不備は)違反は違反だから仕方ない」「局員は規定に沿って調査するのだから問題ない。規定については庶民の意見を聞いて作ってほしい」と指摘する声も寄せられた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携