中国人の米国への密入国が激増―仏メディア

Record China    2023年11月5日(日) 7時0分

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1日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、今年に入って中南米から米国への密入国を試みる中国人が大幅に増えていると報じた。

2023年11月1日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、今年に入って中南米から米国への密入国を試みる中国人が大幅に増えていると報じた。

記事は、米AP通信が1日に報じた内容として、米国境警備隊が今年1〜9月にメキシコから米国に密入国しようとして逮捕した中国人が2万2187人と前年同時期の約13倍に上ったことが明らかになったと紹介。特に9月は4010人と多く、8月から70%増加したと伝えた。

また、密入国を試みる中国人の多くがコロンビアとパナマの間に横たわるジャングル・ダリエン地峡を通過して来るとし、SNS上の動画を参考にして米国に到着すると説明。パナマの移民当局のデータでは、今年1〜9月に同地峡を通過して米国に入った中国人は、ベネズエラ人、エクアドル人、ハイチ人についで多かったとし、中国国内の抑圧的な政治環境や低迷する経済から逃れるために、まずエクアドルに飛行機で向かい、そこからメキシコと米国の国境まで北上すると紹介した。

記事はさらに、米ウォール・ストリート・ジャーナルが以前に報じた内容として、コロンビアの海岸地域の町エコクリが同地峡を目指す中国人密入国者にとって立ち寄る最後のポイントとなっており、ここから数日かけて泥でぬかるんだジャングルや胸まである深さの川、険しい道を全て徒歩で越える必要があると指摘。道中に水源が少ない上、大量の蚊に悩まされながらの前進になるとし、国際移住機関(IOM)によると昨年1年間でわかっているだけで36人が同地峡にて死亡したと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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