中国海関総署（中国税関）は31日の記者会見で、外資導入と海外貿易の基盤を安定させ、加工貿易の質の高い発展の持続に新たな活力を注入する、加工貿易の質の高い発展の持続を促す16の改革措置を実施すると発表しました。

海関総署の関係責任者によると、加工貿易は中国の対外貿易と開放経済の重要な構成部分であり、対外開放の促進、産業のアップグレードの推進、産業チェーンとサプライチェーンの安定化、雇用の保障、国民生活の改善などの面で重要な役割を果たしています。2023年1月から9月までの加工貿易の貿易総額は5兆5700億元（約112兆円）で、中国の貿易総額の18．1％を占めました。

税関が今回打ち出した質の高い発展の持続を促進する16の改革措置は、加工貿易の全過程と全てのチェーン管理をカバーします。

同改革には3つの特徴があります。まず、利便化水準を引き上げ、ビジネス環境を改善し続けることです。次は地域の協同発展を促進し、加工貿易の移転を促進することであり、中部、西部、東北部への加工貿易の移転を支援します。第3点に、最低ライン思考を堅持し、安全発展の防御線を堅固に築き上げます。新たな情勢の下における加工貿易の各種リスクに対する識別を強化し、安全性と利便性を高めます。 ビッグデータ、クラウドコンピューティング、スマート手段を幅広く運用して、デジタル化、スマート化されたスマート保税監督管理体系を構築します。（提供/CRI）