女子ハーフマラソンに男性が替え玉出場=サンダルで走り8位入賞も、成績取り消し―中国

Record China    2023年10月25日(水) 17時0分

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中国・江蘇省で行われたマラソン大会で、女子選手の替え玉として男性が出場し8位に入賞したが、その後、成績が取り消された。

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中国・江蘇省で行われたマラソン大会で、女子選手の替え玉として男性が出場し8位に入賞したが、その後、成績が取り消された。

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現地メディアによると、替え玉出場があったのは22日に行われた「2023蘇州太湖マラソン」の女子ハーフマラソン。1時間35分7秒で8位に入賞したのはゼッケン番号「C9658」のランナーで1000元(約2万円)の賞金が贈られることが発表されたが、現場にいた多くの人がその番号を付けて走る男性の写真を撮影していた。しかも、男性はサンダルを履いていた。


ネットユーザーからの指摘を受けた大会組織委員会は23日夜、同選手の成績を取り消し、同大会への出場を2年間禁止したほか、中国陸上競技連盟に追加の処罰を申請した。組織委員会の関係者は24日にインタビューに応じ、「男女が一緒に走っていたためコースには多くの選手がおり、組織委員会がすぐに発見できなかった可能性がある。詳しい状況については確認して公式発表する」と説明した。

同大会には世界19の国と地域から2万3000人のランナーがエントリーし、ハーフマラソンには男女合わせて1万2000人が出場していた。

中国のネットユーザーからは「信じられない」「女装して出場したのかと思ったら、そのままかよ!」「そんなに長距離走っているのに、スタッフは誰も気づかないもんかね?」「厳密に判定すべき。写真だけで判断するのではなく性別鑑定が必要だ」「男女はとりあえず置いておくとして、サンダルでマラソンだと?」「マラソン大会が乱立して市民の健康増進に寄与していないばかりか不正の温床になっている」といった声が上がった。

中国のマラソン大会では最近も問題が頻発しており、今月15日に山東省青島市で行われた大会では完走後の記念品受け取りをめぐって参加者らに混乱が生じ、山東省臨沂市で行われた大会では1着の外国人選手がゴールした際に係員がゴールテープを離さず引っかかるトラブルが起きたほか、遼寧省大連市で行われた大会では中国選手の行く手を誘導車が遮る出来事が発生している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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