高齢化の現実、一人っ子政策に苦しめられる村―中国

Record China    2014年8月10日(日) 16時49分

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5日、中国は2001年から高齢化社会に突入している。「中国高齢事業発展報告」によると、2013年の中国の高齢者人口数は2億人を突破し、総人口の14.8%を占める。写真は江蘇省南通市如東県の男性。後ろの両親、祖父母、曾祖父母などを一人で養う必要がある。

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2014年8月5日、中国は2001年から高齢化社会に突入している。「中国高齢事業発展報告(2013)」のデータによると、2013年の中国の高齢者人口数は2億人を突破し、総人口の14.8%を占める。江蘇省南通市如東県は計画出産の「模範県」であると同時に、現在全国で高齢化レベルが最も高い県のひとつである。如東県の現在の戸籍人口は約104万人だが、17年連続で「マイナス成長」となっている。 新華網が伝えた。

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如東県民政局の統計によると、2012年末の同県の60歳以上人口が総人口に占める割合は27.57%、65歳以上人口が総人口に占める割合は19.6%で、2つの指標はいずれも国家の平均水準を大きく上回っている。人口高齢化は農業生産や住民の介護、人材育成といった分野で如東に多くの問題をもたらし、また徐々に発展の活力を制約するようになっている。

3世代目の一人っ子は高齢者介護の巨大な隠れた圧力に直面している。如東は中国の長寿の郷で、高齢者が多い。20歳前後の若者は将来、両親や父方と母方の祖父母を扶養する義務があり、「逆ピラミッド」式の隠れた高齢者介護の圧力を形成している。多くの現実の困難に直面し、如東県は暗中模索を続けている。「医療と介護の連携」という新型介護モデルや「若い高齢者」が「高齢の高齢者」を介護する在宅介護サービスの推進、「一人っ子同士の夫婦の2人目の子ども出産」という出産政策の提唱、高齢者向け不動産や観光といった「シルバー経済」開発の重視などの模索を行なっている。「高齢化」レベルが最も高い県の一つである如東の現在は、多くの都市にとって遠くない未来の姿かもしれない。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤)

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