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7日、環球網は中国の造船受注量が韓国を大きく引き離しつつあることを報じた。
2023年10月7日、環球網は中国の造船受注量が韓国を大きく引き離しつつあることを報じた。
記事は、韓国・聯合ニュースの6日付報道として、9月の世界全体の船舶注文量が前年同期比59%減の186万標準貨物船換算トン数(CGT)となり、このうち中国が153万CGR(62隻)で全体の約82%を占め圧倒的な優位に立った一方で、韓国の受注量は12万CGT(4隻)と約6%にとどまり、全体の2位ながらも中国に大きく引き離される結果になったことを伝えた。
また、1〜9月の累計注文量でも、中国の1799万CGT(約726隻)に対して韓国は742万CGT(約168隻)で、こちらも差が拡大していることが明らかになったことを紹介した。
その上で、韓国メディアが中韓間の受注量の差がますます大きくなっている理由について、韓国の人材不足、技術的優位性の消失を挙げ、韓国造船海洋産業人材資源開発委員会が今年5月に発表したデータで、14年に約20万人いた造船人材が、昨年11月時点で9万5000人にまで激減したことを指摘したと紹介。若者の間で「造船業離れ」が顕著になっているとの見方を伝えた。
さらに、韓国が強みを持ち続けてきた高付加価値船舶製造技術でも中国との差がますます縮まっているとし、韓国の世界市場シェアが57%で20年より8ポイント低下した一方で、中国は39%で逆に16ポイント上昇しており、42ポイントあった両国の差が3年足らずで18ポイントまで縮小したことを紹介した。
記事は、中国の海軍専門家である李傑(リー・ジエ)氏が「現在、中国は最も整った工業体系を持っており、造船分野の発展も明らかにハイペースだ。また、海洋は中国にとって重要な戦略的方向性であり、海軍の発展に伴って造船業も発展している」と語るとともに、韓国は造船量が少ないのみならず技術革新ペースも遅いため、世界からの注文がますます中国に集まるようになったとの見方を示したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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