人民網日本語版 2023年10月4日(水) 19時30分
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3日夜、第19回アジア競技大会の陸上競技会場はたびたび大きな歓声に包まれた。
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3日夜、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)の陸上競技会場はたびたび大きな歓声に包まれた。20分の間に、中国のリレーチームが男女ともに金メダルを獲得し、9年ぶりに4×100mリレーの金メダルを胸に輝かせ、アジアでの競技における中国陸上界の名誉を守り抜いたからだ。新華社が伝えた。
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競技会場の「ビッグロータス(杭州オリンピックスポーツセンタースタジアムの通称)」は大きな盛り上がりをみせ、喜びに包まれた海のように波打っていた。2つの試合が終わると、中国の選手は国旗の五星紅旗を身にまとい、場内を一周して観客にあいさつをした。会場には五星紅旗が翻り、耳を聾するばかりの歓声が続いた。
中国が前回、陸上の短距離走種目の総合的実力を示すこの2枚の金メダルを獲得したのは、2014年に韓国・仁川で開催された第17回アジア競技大会でのことで、男子チームは当時のアジア記録を塗り替えた。しかし5年前の18年のジャカルタ・パレンバンでの第18回アジア競技大会で、前回に続いて首位の座を守ろうとした中国チームは思いがけない結果となり、男子は銅メダル、女子は銀メダルに終わった。
今回、杭州に「出陣」するにあたり、中国チームは全員が一丸となって、失われた栄誉を奪い返すことを目指した。
この夜の金メダルを巡る戦いは熾烈なものだった。先に行われた女子の試合で、8レーンになった中国チームは、梁小静、韋永麗、袁琦琦、葛曼棋の布陣で臨んだ。1走から2走へは間一髪のバトンパスとなったが、3走からはトップを走り、4走の葛曼棋がバトンを受け取る時には、2位以下を大きく引き離す独走状態だった。最終的に43秒39のタイムで中国が金メダルを獲得した。
続いて行われた男子の試合は非常に激しいものだった。中国は予選と同じメンバーで臨み、陳冠鋒、謝震業、厳海浜、陳佳鵬が順に1走から4走までを務めた。試合が始まると、謝震業が2走でペースを上げたが、3走になると日本が先頭に踊り出た。直線コースに入ると、4走の陳佳鵬が日本に競り勝って逆転の金メダルを獲得。最終的に38秒29の成績で、中国チームの今季ベストタイムを記録した。
2つの金メダルを獲得した中国チームは、新たな歴史を作り出した。1回のアジア競技大会で、1つの代表チームが陸上の100m走と4×100mリレーの2つの種目で男女ともに金メダルを獲得したのは今回が初めてのことだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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