中国メディアの九派新聞は4日、中国・河南省で行われた野外音楽フェスで窃盗が多発したと報じた。

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報道によると、9月29日～10月2日に同省南陽市で野外音楽フェス「迷笛音楽節」が開催されたが、後日ネット上には会場で窃盗被害に遭ったという書き込みが相次いだ。

被害に遭った王（ワン）さんは、「昼間はテントの中で仲間と酒を飲み、夜はホテルで寝た。3日にテントを回収しに行ったところ、テントもキャンピングカーもなくなっていた」と語った。王さんは現場で、残された物品を物色する高齢男女の姿を目撃したという。

また、同じく被害に遭ったという張（ジャン）さんは「トイレに行っているわずかな時間にテントが消えた。服3着、靴2足、パンツまでなくなっていた。親切な人が服をくれた」と説明。ほかにも、あるグループは数十万元（1元＝約20円）もの金品を盗まれ、テントや寝袋数十個、携帯電話や腕時計、現金なども盗まれていたという。

あるネットユーザーはキャンプ場を離れる際に三輪トラックやバイクなどに乗った付近の村民とみられる人々を目撃したといい、車両には盗まれたとみられる物品が大量に積まれていたと報告している。

「迷笛音楽節」の組織委員会は3日夜、フェスでの盗難事件について公安当局が専門チームを立ち上げて捜査していると明かした。（翻訳・編集/北田）