ビリビリ動画がフジテレビとの協業を発表、中国アニメの強化推進に意欲示す―中国メディア

Record China    2023年9月27日(水) 23時0分

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26日、中国メディアの財経網はビリビリ動画による23-24年中国アニメ作品発表会における要旨を伝えた。写真は上海のビリビリ本社。

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2023年9月26日、中国メディアの財経網は、ビリビリ動画による23-24年中国アニメ作品発表会における要旨を伝えた。

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記事はまず、「同日、動画プラットフォーム・bilibili(ビリビリ動画)は23-24年中国アニメ作品発表会を開催した」とした上で、bilibiliの副会長兼最高執行責任者の李●(リー・ニー、●は方偏に人と尼)氏が「bilibiliあるところにアニメあり」を掲げたことを紹介。「同サイトは1つのアニメコミュニティーから1億近くのアクティブユーザーを抱える動画プラットフォームに成長した。ユーザーの創作した動画の数々は推進力、二次元コンテンツはとりでであり、中国アニメはそのとりでを強化するだろう」と述べた。

その上で、「過去1年間、同サイトで1人当たりが見た中国アニメは10作に達し、累計視聴時間は7億時間を超え、インタラクション数は50億に達した。また、公式データによると、過去6年間で同サイトでは累計600作を超える中国アニメ作品が配信され、1カ月当たりのアクティブユーザー数は6倍近く増加した」と説明。「発表された68作の新作アニメリストを見ると、同サイトは今年さらに地に足をつけ、作品の完成度に焦点を当て、作品の洗練化も重視していることが分かる」と評した。

また、「李氏によると、中国アニメには3つの重要な視聴者層がある。まず、2000年代生まれユーザーが占める割合は57%に達し、若者が主要な層となっている。次に女性ユーザーの占める比率は3分の1を超え、視聴者は若年化かつ多元化している。そして、中国アニメ視聴者が二次元愛好家に占める割合は67%に達した。これらの層には良質で革新的なコンテンツを受け入れる土壌があり、中国アニメを通じて自身の需要を満たしたいという気持ちがある」と伝えた。


さらに、「過去6年間、世界のコンテンツ市場がどう変わっても、同サイトはアニメの価値を信じ続けてきた。スローガンが『Made for Global』になったとしても、中国アニメは世界的に流行する文化的商品になると考えている」とした上で、「アニメはデジタル領域における手腕を証明し、若者の表現手段でもある。同サイトはアニメの創作と中国アニメのグローバル化推進を使命としている」と紹介した。

記事は同サイトについて「中国アニメの前線に立ち、海外進出を推進し、世界のアニメ会社やプラットフォームと積極的に協力関係を築いている。18年から現在まで、同サイトが海外でリリースした中国アニメ作品は累計70作を超えている」とし、「時光代理人」「百妖譜」「凡人修仙伝」などのタイトルを挙げ、「これらの作品がネットフリックス、ソニー・ミュージックソリューションズなど多くのメディアやプラットフォームに登場し、ユーチューブの『Made By Bilibili』チャンネルでも中国アニメ動画が同時公開されている」と紹介した。

そして、「このたびの発表によると、同サイトはフジテレビと共に中国アニメ専門チャンネル「B8 station」を設立し、中国アニメ作品を放送するという。加えて、『時光代理人』を実写化することも明かされた。中国の動画プラットフォームが日本のテレビ局と提携し、中国アニメ作品の海外進出を実現させたのは今回が初めてだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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