Record China 2023年9月24日(日) 10時40分
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中国では22日午前にiPhone15シリーズの販売が始まった。各地のアップルストアでは、予約した製品を受け取る人の列ができた。販売店の周囲には「転売屋」が集結した。写真は北京市内のアップルストア。
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中国では22日午前にアップル製のiPhone15(アイフォン15)シリーズ4機種の販売が始まった。各地のアップルストアでは、予約した製品を受け取る人の列ができた。また、販売店の周囲には多くの「転売屋」が集結した。商品を購入した人が、価格を上乗せして「転売屋」にすぐに売ってしまうケースもあった。
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店の入り口付近には「転売屋」が多くいて、iPhone15の現品を見せながら、正規の販売価格に600-1200元(約1万2000-2万4000円)程度を上乗せして、周囲の人に勧めた。あるベテラン「転売屋」は、正規の販売店が品薄状態になれば、さらに値上がりする可能性があると説明したという。
北京市内の三里屯のアップルストアの店員の一人は、「iPhone15 ProとiPhone 15 Pro Maxは品切れになりました。今予約した場合、商品を手に入れられるのは10月末ごろです」と説明した。残りの機種のiPhone 15とiPhone 15 Plusもすでに品薄だが、今のところはアップルの公式サイトで注文すれば、三里屯の店舗で受け取ることが可能という。
アップル側が購入予約の受け付けを開始したのは15日で、受付番号に合わせて受け取り時間が決まる方式だった。ただし、受け取り時間が過ぎてから店に駆け込む人もいる。一方で、受け取り時間が午後4時だったのに午後1時半ごろ店を訪れ、すぐには受け取れないと分かり、店をいったん離れた人もいたという。さらに、2台を予約して、それぞれの受け取り時間が22日午後4時と午後8時だったので、最初の1台を受け取った際に2台目も受け取りたいと店に交渉したが、断られた人もいる。店側は、予約の際に定められた受け取り時間より1時間程度前に来店するのがよいと説明した。
店の周辺に集まった「転売屋」は、通りすがりの人に自分が持つ商品を買わないかと声をかけるが、「販売」だけをしているのではない。極目新聞によると、ある「転売屋」は持っているiPhone 15 Pro Maxを正規の販売価格に600元上乗せして売っていたが、その品は午前中に価格を300元(約6000円)を上乗せして買い取ったものだと説明した。
ある「転売屋」は、正規の販売価格も今後変動すると考えられるが、その状況については予想できないと説明した。
iPhone15シリーズは、オンライン販売でも「爆発現象」を発生させた。大手通販サイトの天猫(Tmall)は15日に購入予約の受け付けを始めたところ、その時点で用意した台数分のiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxはいずれも1分以内に「完売状態」になったという。
中国では電子通販の「超快速配送」が発達している。天猫以外にも京東、美団、盒馬などの通販サイトが22日には「超快速配送」を実施した。京東によると、iPhone 15シリーズが22日朝に発売されると、売上高は午前10時時点でiPhone 14シリーズ発売の際の同じタイミングと比べて253%増に達した。また販売開始10分後には、2万5000台が配送中だった。
アップルが京東に開設したショップでは、22日午後3時時点でiPhone 15とiPhone 15 Plusの2機種は「在庫あり」と表示されていたが、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは入荷待ちで、予約をして入荷を待つことが必要な状態だった。(翻訳・編集/如月隼人)
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