退院目前の男性が急死、家族が知らないうちに遺体が焼かれる―中国

Record China    2023年9月13日(水) 17時0分

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中国・山東省の病院に入院していた男性が急死し、家族に知らされずに遺体が焼かれる騒動があった。

中国・山東省の病院に入院していた男性が急死し、家族に知らされずに遺体が焼かれる騒動があった。中国メディアの華商報が12日付で伝えた。

男性(45)の妻である趙(ジャオ)さんによると、男性は8月28日夜に腹痛を訴えて青島市の病院に救急搬送され、膵炎(すいえん)と診断された。翌29日に入院の手続きを行い治療を受け、主治医からは9月6日に退院できると伝えられた。

しかし、男性は腹痛を訴え続けた。退院前日の5日、体調がやや好転したことから、知人が準備した車いすで外出し、近くの店でおかゆを食べていたところ容体が急変。その後、死亡した。


男性は最初の検査で心電図に異常が見られたほか、8月29日の検査では高血圧や腎機能に問題があることも判明。9月3日のCT検査では左副腎肥大などが見られていた。趙さんは「医師に確認したが、心臓と腎臓が共に良くないと言っていた。夫は単純な膵炎ではなく、集中治療室に入るべきだった」とし、病院側の治療が不適切だったのではと疑った。

ところが、またしてもトラブルが起こる。男性の遺体は院内の安置室に保管されていたが、9日午前8時に趙さんの元に病院から連絡があり、男性の遺体が焼かれたことが伝えられた。趙さんは「私は何も知らなかった。病院が遺体を燃やして証拠隠滅を図ったのではないか。勝手に遺体を引っ張り出して焼いた。私は法的手段に訴えるつもりで遺体を保管しておきたかったが、3日後に勝手に燃やされた。本当に不可解だ」と訴えた。

一方、病院側は「別の家族が(火葬の際の確認時に)男性の遺体を死亡した自分の身内の遺体と間違えた。安置室は隣り合っているし、冷凍庫に長く入れていたため顔に霜が付いていてわかりにくかったので見間違えた」と説明。「(病院の責任は)多少はあるだろうが大きな責任はないと思う。警察に処理してもらっているので、責任の所在はそこで決まる。趙さんとの話し合いには応じる」などとしている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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