中国リニアの不思議、ドイツ製でも「独自開発」=日本にライバル心も―独メディア

Record China    2014年8月3日(日) 5時20分

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2日、中国で運用10年を超えたリニアモーターカーだが、ドイツの技術を導入したにもかかわらず「中国の独自開発」がうたわれ、開発自体が政治利用されている。写真は上海リニア。

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2014年8月2日、独国際放送ドイチェ・ヴェレ(中国語電子版)はこのほど、中国で運用10年を超えたリニアモーターカーについて「ドイツの技術を導入したが『自国の独自開発』がうたわれ、開発自体が政治利用されている」と伝えた。

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ドイツで開発されたリニアモーターカーが中国で商業運用され始めて10年。ドイツでは1980年代に初の試験路線で運転が始まったが、06年に衝突して犠牲者を出し、11年には同路線での事業は終了した。

一方、ドイツの技術を導入した中国では「自国の独自開発」がうたわれ、北京や長沙など各地で敷設計画が策定されている。中国でのリニア計画は、政治利用もされてきた。リニア好きな朱鎔基(ジュウ・ロンジー)元首相が03年に退任すると、後任の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はより安価な技術の導入を試みた。

中国の開発者たちは、リニア技術で中国が世界に後れを取り、技術競争から脱落することを恐れていた。日本も東京・大阪間にリニアを走らせる予定だが、中国の官製メディアは「われわれの技術が日本に劣らないことをはっきり示さなければならない。全世界が中国の技術を欲しがるだろう」と伝えている。(翻訳・編集/AA)

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