上海上空で謎の飛行物体が高速落下?専門家の見立ては…―中国メディア

Record China    2023年9月5日(火) 17時0分

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4日、界面新聞は、上海市の上空に「謎の飛行物体」が出現したとネットユーザーの間で注目されたことを報じた。

2023年9月4日、中国メディアの界面新聞は、上海市の上空に「謎の飛行物体」が出現したとネットユーザーの間で注目されたことを報じた。

記事は、同市で9月1日に美しい夕焼けが見られるとともに、同市宝山区では多くのネットユーザーが「突然火の玉のようなものが上空から高速落下している。UFOかもしれない」として画像や映像を相次いで公開し、議論を呼んだことを紹介した。

その上で、中国気象局公共気象サービスセンターは中国のSNS微博(ウェイボー)の公式アカウントを通じてこの現象が「飛行機雲」のように見えるとの見解を示し、同市気象局も当時の飛行機の運行状況を確認する必要があるとしながらも「飛行機雲が拡散した後で形成されたものの可能性が高い」と推測したことを伝えた。

記事は、晴天にジェット機が高高度を飛行している際に見る「飛行機雲」について、 ジェット機の煙ではなく、航空機の排気ガスと周囲の環境が空気と混合した後、水蒸気が凝縮して特殊な雲系になったもので、航空界と航空気象学では「航跡雲」と呼んでいることを紹介。存在時間はそれほど長くなく、通常はすぐに消えるものの、好条件の場合は1時間以上存在してより広い雲層に拡大することもあるとしたほか、一般的には冬の方が夏よりも多く見られ、 雲層の厚さは平均1キロから2キロだと説明したことを紹介した。

さらに、飛行機雲は下の方では色が薄く、上方に向かって次第に長く太く濃くなり、ある高度に達すると再び色合いが薄くなる特性を持つと説明している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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