今夏のヒット作となったファンタジー時代劇ドラマ「長相思」でヤン・ズー（楊紫）と共演した俳優チャン・ワンイー（張晩意）が、再共演を望むことを語っている。

ヤン・ズーがヒロインを演じ、チャン・ワンイーをはじめタン・ジェンツー（檀健次）、ドン・ウェイ（鄧為）らが出演した「長相思」は、動画配信サービス・騰訊視頻（テンセント）でこのほど最終話を配信。2部構成の作品のため、現在は後編の配信が待たれている。

男性主人公で、落魄した王孫から西炎の帝王に上りつめる瑲玹を演じたチャン・ワンイーは、この作品でヤン・ズーと初共演を果たした。このほど中国メディアのインタビューに答え、子役時代から演技経験の長いヤン・ズーについて、「責任感が強くて能力も驚くほど高い」と称賛。その素顔についても、「とても明るくておおらかな女性」と語り、再共演の可能性について聞かれると「期待している」と即答した。

チャン・ワンイーはこれまで、「正劇」と呼ばれる現実社会を描いたドラマ作品への出演が多く、時代劇ドラマで男性主人公を演じるのは「長相思」が初となった。自分自身について、いわゆる“時代劇美男”タイプではないことを「自覚していた」と語っており、それだけに出演オファーに驚いたことや、時代劇では人物の形象を創り上げる挑戦性がより高いことに、「大きな魅力を感じた」と話している。

「長相思」に出演したことで、今後の出演作についても「視野が広がり考えが柔軟になった」と語った。現在29歳という年齢から、「今しか出来ない役柄を演じ、未来の自分が後悔しないようにしたい」と話す。今後、時代劇にも積極的に出演したい希望はあるが、演じる人物が人間らしく、現実味を備えていることが大前提だとしている。（Mathilda）