第15回BRICS首脳会議が現地時間23日、南アフリカのヨハネスブルグで開催されました。習近平国家主席は重要談話を発表し、「BRICS諸国は国際的な枠組みを築く重要な力であり、世界により多くの確実性、安定性、ポジティブなエネルギーを注入していくべきだ」と強調しました。

習主席はまた、「BRICS協力は今、先人の事業を継ぎ前途を開くカギとなる段階にある。そのために、中国は発展、安全と文明の融合などの分野に関わる多くの実務的な措置を提案する」と述べました。

経済分野における協力について、習主席は「BRICS諸国は『デカップリングとチェーンの切断』や経済的脅威に反対しなければならない。特に、デジタル経済、グリーン発展、サプライチェーンなどの分野で協力を深めるべきだ」と強調しました。

人的交流の分野における協力について、習主席は、「BRICS諸国は異なる文明の平和共存、調和と共生を提唱し、各国が自主的に選択した現代化の道を尊重し、イデオロギーの対立、制度の対立、『文明の衝突』に反対すべきだ」と主張しました。

グローバル・ガバナンスについて、習主席は、「BRICS諸国は真の多国間主義を実践し、『小さなグループ』や『小さなサークル』に反対しなければならない」と指摘したほか、新開発銀行の役割を十分に発揮させ、国際金融通貨システムの改革を推進し、発展途上国の代表権と発言権を拡大していくことを提案しました。

習主席はさらに、「中国は各方面と共に、BRICS諸国の持続可能な産業交流協力メカニズムを構築していきたい」と述べたうえで、中国は中国・BRICS新時代科学革新インキュベーターを設立し、BRICSリモートセンシング衛星コンステレーション協力メカニズムを拠点として、BRICSグローバルリモートセンシング衛星データ・アプリケーション協力プラットフォームの構築を模索していくと示しました。（提供/CRI）