Record China 2023年8月24日(木) 8時0分
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華字メディアの日本華僑報網は21日、「日本人は泣きながら私に言う、中国人はみんなうそつきだと」と題する記事を掲載した。
華字メディアの日本華僑報網は21日、「日本人は泣きながら私に言う、中国人はみんなうそつきだと」と題する記事を掲載した。このタイトルは歌手マイケル・ウォン(光良)のヒット曲「童話」の中の歌詞「あなたは泣きながら私に言う、童話はみんなうそだと」をもじったものとみられる。
記事は、およそ3年半ぶりに日本への団体旅行が解禁されたことについて「日本各地の経済立て直しにとって大きなプラスになることは間違いない」と指摘。日本のメディアでは中国人観光客の強い購買力、いわゆる「爆買い」が日本経済回復の後押しになることを期待する声も多く上がっていると紹介した。
一方、日本では外国人観光客が増えているものの中国人が占める割合は低く、今年上半期に日本を訪れた中国人は60万人で2019年に1000万人近くに上ったのに比べると大きく見劣りすると言及。また、中国人の買い物の傾向にも変化が現れているとし、福岡県のあるドラッグストアが中国人客に対応するため準備を整えたものの「現在の中国人観光客の買い物熱は以前ほどではない」との見方を示したことを伝えた。
記事はこうした状況について、「日本の店は中国人観光客が爆買いに来ると涙を流して喜んでいたのに、結果的に泣き崩れて『中国人はみんなうそつきだ』とつぶやくことになった」と表現。かつてのような爆買いがなくなった原因について、「以前は高い関税のため中国国内では日本製品が高かったが、今では越境ECや保税区政策などで国内で安く日本製品を入手することが可能になり、代理購入で偽物をつかまされる心配もなくなった」との声が出ているとした。
また、中国の国産品の質が向上したことで日本製品を崇拝する風潮がなくなったことも関係しているとし、「日本製品は国産品ほど安くなく、効果もそれほどでもない。さらに虚栄心もなくなった。日本での買い物は時間と体力の無駄」との声があることも紹介。「“愚かな金持ち”から脱却した中国人は“体験派”にシフトし始めている」とし、日本の統計でも中国人観光客の消費に占めるレジャーの割合が高まっていると述べた。
記事は、「日本の旅行業者はかつてのやり方にこだわるのではなく、経営戦略を調整して中国人観光客を引き付けるべき」と提案。「独自の文化体験を提供することでシェアを獲得できるかもしれない」とし、さもなければ中国人観光客の動向に目を光らせる韓国にみすみすシェアを奪われることになると論じた。(翻訳・編集/北田)
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