中国の高速鉄道は海外戦略上の重要な「コマ」、世界の政治経済地図を塗り替える―SP華字紙

Record China    2014年7月31日(木) 16時38分

拡大

28日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国の高速鉄道が未来の政治経済地図を大きく塗り替えることになると指摘した。写真は中国の高速鉄道。

(1 / 2 枚)

2014年7月28日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国の高速鉄道が未来の政治経済地図を大きく塗り替えることになると指摘した。

その他の写真

トルコの首都アンカラと最大都市イスタンブールを結ぶ高速鉄道プロジェクトの第2期工事が完了し、7月25日、正式開通した。トルコ高速鉄道は中国にとって初めての高速鉄道の海外輸出となる。全長533kmで最高時速は250km。アンカラ−イスタンブール間を、従来の約6時間から3時間半に大幅に短縮して結ぶ。

中国政府が現在建設中の高速鉄道プロジェクトでは、中国のすべての省都と直轄市、自治区首府が北京と8時間以内で結ばれることに。これにより国家の統治力は強化され、国内の一体化が実現されると同時に、沿線地域の経済活性化を促すことができる。

中国は今、全世界を視野に戦略的なチェスをしている。そのコマは高速鉄道だ。雲南省の昆明とシンガポールを結ぶ「汎亜路線」は東アジアと東南アジアの貿易を促進する。中国はさらに北京とロンドンを結ぶ「欧亜路線」やウルムチ−イラン−ドイツの「中亜路線」、中国東北部−ロシア−アラスカ−米国を結ぶ「米国路線」の高速鉄道も計画している。これらが実現すれば、中国の高速鉄道が世界の政治経済地図を塗り替えることになるだろう。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携