台風5号「トクスリ」の影響により、一部の地域では、野菜の栽培施設が被害を受け、畑が冠水し、野菜の供給と秋冬野菜の生産に支障が出ています。中国農業農村部はこのほど、安定した野菜の生産と供給の確保に向けて緊急通知を出し、「野菜バスケット」市長責任制の厳格な実施を求めました。野菜の安定生産と十分な供給を確保するためには、生産と発展、生産と販売の連携、流通と輸送などの各作業を統一的に計画して、災害による悪影響を解決するためにあらゆる努力をしなければなりません。

具体的な措置としては、被災者救済・減災措置を実施します。秋まきに備え、人工による泥などの除去や、機械による溝掘り、くみ上げなどを早急に行い、畑の水位と土壌含水量を低下させます。

また、秋まき野菜の生産を安定させます。高温・晴天の天候を十分に利用し、適時に整地を行い、畑の残存植物を一掃し、次に作付けする野菜の生産に好条件を作り出すよう農家を指導します。

さらに、円滑な供給と流通を確保します。野菜の生産、流通、消費の各段階における情報監視を継続的に強化し、野菜の品種、作付け規模、出荷スケジュールの合理的な配置を指導します。流通効率を向上させ、コールドチェーン輸送を促進し、鮮度保持のための措置を強化し、ポストハーベスト（収穫）後の損失を減らし、迅速かつ整然とした地域間流動を促進します。（提供/CRI）