Record China 2023年8月10日(木) 12時0分
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9日、香港メディア・香港01は、質の高い論文発表数において中国が2年連続でトップとなる一方で日本はトップ10圏外となったことを報じた。
2023年8月9日、香港メディア・香港01は、質の高い論文発表数において中国が2年連続でトップとなる一方で日本はトップ10圏外となったことを報じた。
記事は、文部科学省の科学技術・学術政策研究所が毎年実施している世界主要国の研究開発費や研究者、論文数の調査結果を基に、2021年までの3年間に各国が発表した生物学、物理学などの論文の室について分析した結果、引用数が上位1%以内に入る「トップ論文」では中国が5516本で2年連続世界一となり、2位に米国が4265本で続いた一方で、日本はわずか319本で過去最低の12位にとどまったと紹介。引用数が上位10%以内の「注目論文」でも中国が5万4405本で1位、米国が3万6208本で2位となり、日本は3767本で13位と低迷したことを伝えた。
また、中国は「ネイチャー」や「サイエンス」といった特定の学術誌での発表割合が上昇しているとしたほか、日本は発表した論文の総数自体は前の3年間に比べて3000本多い7万7750本で世界5位となったと紹介している。
さらに、研究開発費や研究者数で日本は米国と中国に次ぐ世界3位となっているものの、他国に比べて伸びが鈍く、博士号取得者の数も減少傾向にあると指摘。少子化によって世代交代がうまく進んでいないこと、留学する学生が少なく海外の知識が吸収できていないこと、労働時間が長く研究時間の減少を余儀なくされていることなどが日本のランキング低下の要因と考えられていると伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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