Record China 2023年7月15日(土) 8時0分
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台湾の与党・民進党の党主席(党首)で、来年1月に投開票される総統選の公認候補の頼清徳副総統は総統の米ホワイトハウス訪問の実現に意欲を示した。画像は頼清徳twitter(@ChingteLai)より。
台湾の与党・民進党の党主席(党首)で、来年1月に投開票される総統選の公認候補の頼清徳副総統は10日、総統の米ホワイトハウス訪問の実現に意欲を示した。 頼氏は米紙への寄稿で「世界の民主主義国家とのパートナー関係を強めていく」とも主張した。
台湾・中央通信社によると、頼氏は北東部・宜蘭県の後援会が開いた座談会に出席。「民進党結成以来、民主主義のために尽くしてきた」「過去は国民党、現在は中国共産党と対峙(たいじ)している」と言及し、「いずれにしても、党は世界に対して開放的な態度であり続けている」と述べた。
頼氏は「近年各国の訪問団が相次いで蔡英文総統と面会する中で、台湾に対する重視も十分に感じられる」と話し、「蔡政権下で台湾とホワイトハウスの距離は縮まった」と指摘。日本の岸田文雄首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がホワイトハウスを訪れたことに触れた上で、「台湾はここまで差があっていいはずがない」との見解を示した。
さらに台湾は世界に出ていくことを諦めないとし、自身も過去の総統に倣って、方針を引き継いでいく姿勢を強調。「台湾総統がホワイトハウスに足を踏み入れることができれば、われわれの政治目標は達成できたと言える」と語った。
一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはこのほど、「台湾海峡の平和に向けた私の計画」と題された頼氏の寄稿文を掲載。この中で頼氏は台湾海峡の平和を目指す上で「防衛力の増強」「経済安全保障の強化」「民主主義陣営との連携深化」「両岸(台湾と中国)におけるリーダーシップの発揮」の四本柱を掲げた。
民主主義国家との関係強化については台湾がウクライナに医療チームを派遣したこと、世界各国の議員や政府要人らの訪台が相次いでいることを例示。「北京の脅迫の下、台湾は孤独ではないことを示した」とした。(編集/日向)
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