フライメディア 2023年7月4日(火) 17時30分
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横店影視城には主要エリアが10カ所以上あるが、今回は1997年に建設された秦王宮エリアを紹介する。
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中国版ハリウッドとも呼ばれる「横店影視城」には主要エリアが10カ所以上あるが、今回は1997年に建設された秦王宮エリアを紹介する。チェン・カイコー(陳凱歌)監督の映画「始皇帝暗殺」(1998年)のためにつくられたエリアで、撮影後もセットをそのまま残し、さまざまな映画や時代劇ドラマの撮影地として活用されている。
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秦王宮エリアに到着すると、目の前に厳かな威圧感が漂う迫力ある正門がそびえ立つ。入場して城門をくぐると、古代へタイムスリップしたかのような気分になる。
観光客の後に続いて、広々とした「広場」を通りながら、本殿である「四海歸一(天下統一)殿」を目指す。
四海歸一殿へは99段ある階段を上がるのだが、「9」は「永久に、永遠」を表す中国語の「久」と発音が同じで、縁起が良いとされる。この階段の真下に立つと目の前には階段しか見えないことから「歩歩高昇(とんとん拍子に出世する)」という意味や、階段を上り切るとそこからは広場しか見えないことから「平歩青雲(一躍高い地位につくこと)」という意味もあるとの説明があった。
「99」は「九九歸一(とどのつまり。最後までいってまた元に戻る)」で、秦王朝が長く続いていくことを意味するという。時代劇ドラマのワンシーンを想像しつつ、階段を上り切る。始皇帝になった気分で振り返って見下ろす景色は圧巻だ。99段上ると運気も上がるかもしれない!?
四海歸一殿の中に入ると、玉座に座って撮影をするために、コスプレ衣装の観光客が列を成している。外観の厳かさとは異なり、やや商業化した空間が広がっていたのも「中国あるある」で面白い。時代劇ファンであれば、旅の記念にここで1枚撮影するのもおすすめだ。
秦王宮で特におすすめのスポットは、さまざまな作品に登場するおなじみの高い壁に囲まれた通路。秦王宮に来たら、ここでの記念撮影は外せない。
ところで、この横店にも最近、中国で人気の「ご当地アイス」がある。横店の各エリアで販売しているので、歩き疲れた時の休憩のお供にもなる。食べる前の映え写真撮影はお約束だ。
秦王宮エリアも他のエリアと同様、アクションショーなどのイベントがあるので、入場したらまずショーのスケジュールをチェックしよう。(提供/フライメディア)
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