仏RFIの中国語版サイトによると、中国の著名経済評論家、呉暁波（ウー・シャオボー）氏が、中国の失業率を「誇張」したとして、中国の短文投稿サイト「微博（ウェイボー）」への投稿を禁止された。

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記事によると、470万人を超えるフォロワーがいる呉氏のアカウントは現在、「関連法規違反のため投稿禁止状態」にある。

ウェイボーは26日、証券市場を中傷し、失業率を誇張するなどの否定的で有害な情報を流したとして、呉氏を含む3人のアカウントをブロックしたと発表した。

中国の公式発表によると、都市部では16〜24歳の5人に1人が失業状態にある。

呉氏のアカウントで確認できる最後の投稿は22年4月29日のもので、その後の投稿はすべて削除されたとみられることから、記事は「検閲された理由を知ることは難しい」と伝えている。

記事によると、著名な作家で（中国国営新華社通信の）元記者でもある呉氏は、中国の経済誌「財新（電子版）」の定期コラムで、中国の経済的苦境について長期にわたり詳述してきた。

5月18日のコラムでは、中国の現在の経済状況を1930年代の大恐慌と比較し、「失業者の大軍が火薬庫に点火する導火線となる可能性が高い」と記した。

5月末の別のコラムでは「中国の金融緩和で現在の経済的苦境を本当に解決できるかどうか知りたい」と記していた。（翻訳・編集/柳川）