2023年6月26日、韓国メディア・ソウル経済によると、ネイバーの子会社、SNOWが運営するカメラアプリ「SNOW」の新機能「AIプロフィール」が人気となっている。

「AIプロフィール」とは、自撮り写真10～20枚をアップロードすれば、AIがさまざまなコンセプトの写真を制作してくれるというサービス。1時間以内に写真を受け取る場合は6600ウォン（約720円）、24時間以内なら3300ウォンと料金が発生するが、比較的安価なため短期間に利用者が殺到し、サーバーがダウンする事態も発生したという。

ただ、記事は「ネットユーザーの間では、AIプロフィールに対し賛否の声が上がっている」とし、「主な消費層である20代の女性では、かなりの補正が入る仕上がりに不満を示す人が多いようだ」と伝えている。また、ノーメイクの写真を使用してもきちんとメイクした顔の写真が制作されるので、個性や外見の特性が全く反映されないとも指摘している。

一方、写真スタジオで証明写真を撮るより安価であり、補正で実物よりいい仕上がりになるとして、住民登録証や履歴書の写真をAIプロフィールのものに変えたいという声も多いという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「実物を見たら『あんた誰？』となるだろうね」「実物とかけはなれた写真を就職活動に使ったら、面接の時に減点される。絶対にやってはいけない」「そんなの詐欺じゃないの？」「他人をだます行為は全て詐欺でしょ」「鏡を見た時に何とも思わないのかな」「そういう写真が自分の本当の姿だと思ってる人がたくさんいるから問題だ」「人間は理想と現実が遠ざかるほど不幸になる」などのコメントが寄せられている。

一方、「自分もやってみたい。どんな写真が出来るのか気になる」という好意的なコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）