日本人が台湾で車を運転、歩行者に道を譲ったら後ろからクラクション鳴らされる―台湾メディア

Record China    2023年6月7日(水) 22時0分

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台湾の有名な観光地・九份に自動車で訪れた日本のYouTuberの動画が、現地台湾で反響を呼んでいるようだ。

台湾の有名な観光地・九份に自動車で訪れた日本のYouTuberの動画が、現地台湾で反響を呼んでいるようだ。

台湾では近年、自動車やバイクの運転が荒っぽいことが社会問題となっており、米メディアに「歩行者の地獄」と報じられたほか、スイス外務省からも渡航者に警告が発せられている。また、毎日新聞によると、人口当たりの交通事故死者数は日本のおよそ6倍に上るといい、日本台湾交流協会も「台湾在留邦人安全の手引き」の中で「(台湾のドライバーは)歩行者よりも車両を優先する傾向があり、日本と比べて運転マナーが良くないことを常に意識すること」として注意を呼び掛けている。

そうした中、台湾メディアのTVBS新聞網が5日、「皮肉!日本のYouTuberが九份をドライブ、歩行者に道を譲ったら『プップー』」と題する記事を掲載し、ある日本人YouTuberの動画を紹介した。動画には、男性が横断歩道の前で止まり、「どうぞどうぞ」と言いながら歩行者に道を譲ったところ、後ろのバスからクラクションを鳴らされる様子が映っている。男性は「台湾だと車優先という感じで、こうやって止まってると鳴らされたりする」と説明した。

記事によると、この動画はSNSで転載され、台湾のネットユーザーからは「台湾には歩行者優先のルールがあるが多くの問題を抱えている」「(台湾が)日本のようになるには10年以上かかる」といった声が上がっているという。

記事は、台湾の交通について外国人観光客から「(台湾の自動車は)急発進、急停車が多くて危ないと思う。日本の方が安全。台湾では自動車やバイクがとても多い」(日本人)、「ここ(九份)はそれほど安全ではないけど、台北市内は安全。私は信号を守っているから」(米国人)、「場所による。ほとんどの場所は素晴らしいと思う」(マレーシア人)、などの声が上がったことを紹介した上で、「国境が開き観光業が復活したら、交通はもはや国内問題ではない。観光客の台湾への印象に影響する」と伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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