北京衛星テレビと浙江衛星テレビで29日に同時スタートした女優ディリラバ（迪麗熱巴）主演の検事ドラマ「公訴」。初日に2話が放送され、開始直後に、視聴率急上昇ならびに全国衛星テレビのゴールデンタイムで視聴率1位という快挙を達成し、ネットで祝福の声が上がっている。

【その他の写真】

近年中国では、犯罪捜査にスポットを当てた刑事ドラマが人気で、クライムサスペンスやミステリーなどの角度からストーリーを展開し、闇の真相に迫るハイクオリティーな作品が続出している。2020年に配信された「決勝法庭」やスン・イー（孫怡）らが出演する「你好検察官」（21年）、チョン・イー（成毅）主演の「底線」（22年）および今年大ヒットした「狂飆」など、いずれも社会現象級のヒット作として大注目を浴びてきた。

初日から絶好調の「公訴」は特殊詐欺に焦点を当て、ディリラバは海外に拠点を置く犯罪グループに立ち向かう検察官役に挑んでいる。ドラマは、犯罪組織を内偵中の潜入捜査官が殺害されるという重要犯罪から始まり、犯罪組織と内通する犯人のあぶり出し、巧妙に錯綜（さくそう）する凶悪事件から全体像を暴く、スリリングな展開が見どころの作品となっている。

視聴者好みの要素が濃縮された「公訴」にドラマファンからは、「1話から衝撃的な展開で、見始めたら止まらない！」「最高検察院がバックについている痛快サスペンスで、特殊詐欺に対する啓発にもなる」「役者全員の演技よし、セリフよし、ストーリーのテンポよしで見応えある」「ドラマのヒット指数が2万に達し、いいスタートを切った」などの好評が相次いだ。（編集/RR）