中国・江蘇省鎮江市の露店で今月20日、商品のバナナが一つ残らず持ち去られる事件があったという。中国メディアの梨視頻などが伝えた。

被害に遭ったとされるのは市内の通り沿いでバナナを販売していた露天。現場で撮影された映像には、高齢の男女を中心に10人余りが群がる様子が映っている。報道によると、店からはバナナ30箱が一つ残らず持ち去られたという。

撮影者の男性は「人だかりができていて、初めはずいぶん繁盛している店だなあと思っていたが、店主がいないのでおかしいと思った」と語った。

店主によると、若者2人を雇って店番をさせていたものの2人が昼寝に行っている間に商品を持ち去られたという。店主は商品を奪われた後の店のありさまを見て「なすすべなし」といった状態で、「（こんなことが起こるなんて）理解できない」と語ったと報じられている。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では22日午前現在、関連の話題がトレンド1位に。ネットユーザーからは「とんでもないことだ」「こんなことよくできるな」「絶句する」「黙って持ち去ることを盗みと言う」「市民の素養はまだまだ向上が望まれるな」「これぞ中国式強奪」「鎮江市か。これはまたかなり恥ずかしい騒動だ」「江蘇省にはバナナを買う金もない人が大勢いるのか」「若者2人には責任感が、奪った人々にはモラルがない」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) May 22, 2023