2023年5月19日、韓国・JTBCは「現代自動車（ヒョンデ）と起亜自動車（キア）が昨年に米国で相次いだ車両盗難事件の集団訴訟に関し、被害者に約2億ドル（約276億円）を補償することで合意した」と伝えた。

記事によると、現代自・起亜自の米国法人は18日（現地時間）、「盗難防止装置のない車両の所有者による集団訴訟を解決するための合意に署名した」と発表した。

今回の合意により、被害者への補償と別に、盗難防止のためのソフトウエアのアップグレードができない一部車両の所有者には、関連措置の購入時に最大300ドルを支払うという。

米国では昨年、盗難防止装置であるエンジンイモビライザーのない現代自・起亜自の車両を狙った窃盗がSNSを通じて拡散。被害車両の所有者らは「欠陥のある車を造り販売した」として現代自・起亜自を相手取り集団訴訟を起こしていた。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「現代自は米国人にはペコペコするのに、韓国の急発進事故被害者には強気だよね」「韓国で同じような訴訟が起きたら、現代自は政治家にお金を渡し、後は知らんぷりするだろう。そんなマインドでは絶対に世界的企業になれない」「韓国では何があっても『所有者の管理ミス』と言い張るのに」「韓国で車の価格を上げ、米国の消費者が恩恵を受けている」など、韓国内での態度との違いを指摘する声が多数寄せられている。（翻訳・編集/堂本）