日本の歴史発展の軌跡を全面整理、中国で「日本通史」全6巻出版―中国メディア

Record China    2023年5月16日(火) 9時0分

拡大

中国・北京大学人文学苑で13日、日本の歴史発展の軌跡を全面的に整理した「日本通史」の新刊発表会が江蘇人民出版社、北京大学の共催で行われた。写真は発表会に出席した徐海、王新生、銭乗旦、王保定の各氏。

中国・北京大学人文学苑で13日、日本の歴史発展の軌跡を全面的に整理した「日本通史」の新刊発表会が江蘇人民出版社、北京大学の共催で行われた。中国青年報が14日付で伝えた。

2008年に編集作業が始まった「日本通史」は全6巻で構成され、著名な日本史研究者の王新生(ワン・シンション)北京大教授が監修に当たった。執筆には同大の他、浙江大学、首都師範大学などの研究者が参加。日本の太古から20世紀末までの歴史発展の軌跡を全面的に整理し、日本の発展の特徴と民族の特性を示すもので、出席した専門家らはその学術的な価値や出版意義に高い評価を寄せた。


王新生教授によると、文字数が250万字余りに及ぶ同書は現在の中国で最もボリュームのある日本史研究図書となる。日本の歴史の推移をより全面的に理解してもらうことを期し、文章は叙述をメインとする書き方にした。


同教授は中国のこの約200年の日本史研究の総括だとも紹介しており、同じく北京大の王奇生(ワン・チーション)教授は「『日本通史』の出版は北京大学の外国史のみならず、中国全体の外国史研究分野にとっても大きな出来事、象徴的な出来事だ」と指摘した。

当日、発表会に出席した日本の国際交流基金北京日本文化センターの野口裕子副所長は、日本を理解したいという人々の願望を同書が満足させることを願い、中国の著名歴史学者が手掛けた書籍の出版を機に日本の歴史や日中関係への関心が高まることに期待を寄せたという。(翻訳・編集/野谷


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携