2014年7月17日、韓国・朝鮮日報は、日本の安倍晋三首相が朝鮮半島での有事に際し、在日米軍基地から米海軍が出動するには日本政府の了解が必要だと発言したと報じた。韓国ネットユーザーは、これに大きな関心を寄せている。

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15日の参院予算委員会で、安倍首相は朝鮮半島有事に関し「米海兵隊は、日本が了解しなければ韓国に駆けつけることはできない」と述べた。この発言をめぐっては、日本の集団的自衛権行使に批判的な韓国に対する、間接的な警告だと分析する声が上がっている。

韓国軍関係者は「在日米軍は後方支援のために基地化されており、朝鮮半島有事の際は、自動的に投入される」と反論。また、ある政府高官は「在日米軍を盾に韓国を『脅迫』しているのではないかと疑いたくなる」と述べている。

これに対し、韓国のネットユーザーからは次のような声が上がっている。

「無償福祉を全面廃止してでも国防費を増額し、自力国防を目指すべきだ」

「安倍首相は広い空の下で共に生きる地球人としての意識や教養を全く持ち合わせていない」

「在日米軍の出動を日本の首相が妨げるのなら、核保有国となった北朝鮮の脅威に対抗するため、韓国は合法的に核拡散防止条約（NPT）から脱退し、自衛的核武装に入るべきだ」

「安倍首相の言葉遊びの中に、戦争の布石が打たれている」

「安倍は米国を出動させないようにしているのではない。真の狙いは自衛隊の韓国への進入」

「一国の首相たる者が、軽挙妄動にもほどがある。米国に強く訴えて同盟を堅固にし、中国には歩み寄ることで安倍を孤立させなければならない」

「放っておけ。米国が決定すれば従うようになっている」

「安倍の言う通り。日本は在日米軍のために莫大な資金を支援しているのだから」

「韓国で戦争が起きれば、日本はどういう形であれ米国の役割を代行せざるを得なくなるだろう」（翻訳・編集/雲間草）