BRICS会議で中国とインドが急接近=関係改善で東からの圧力緩和を狙う―SP華字紙

Record China    2014年7月18日(金) 9時51分

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17日、聯合早報は、インドのモディ新首相と中国の習近平主席がBRICS首脳会議前夜にブラジルのフォルタレザで80分間の会談を行い、関係改善に向けて大きく動き始めたと伝えた。写真はムンバイの洗濯場。富裕層地域の洗濯サービスはここで請け負われている。

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2014年7月17日、シンガポール華字紙・聯合早報は、インドのモディ新首相と中国の習近平主席がBRICS首脳会議前夜にブラジルのフォルタレザで80分間の会談を行ったことを伝えた。

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モディ首相は初となった習近平主席との会談を「実りある会談だった」と評した。インド外務省は、今回の会談は両国がフォルタレザで行った最初の公式活動であり、双方が今回の会談を極めて重視していたことを表していると述べた。

中印関係の改善は、経済的な面はもちろんのこと、戦略的により重要な意義をもつ。米中は二大経済大国として、いまだ「新型の大国関係」の確立を模索している最中であり、日本の安倍首相は中国との首脳会談を求めつつ、外交的には積極的に中国を攻撃する姿勢を取っている。南西の大国との関係を改善することが、中国が東と南東から受けている戦略的圧力を緩和する助けとなることは間違いない。

インドの経済成長率引き上げ、若者の就業問題を解決したいモディ首相にとって、中国との関係改善は政策の方針に合致している。前政権と比較して、モディ首相ならびにインド人民党は高い支持を得ており、長年にわたって中印を悩ませてきた国境問題を解決し、中国との外交関係の進展を図っていくことができる。中印両国の経済的相補性は、両国の指導者が関係を改善するにあたって有利な材料として働くことになるだろう。経済成長を加速させたいモディ首相は、国内のインフラの強化や市場開放による外資の引き入れを喫緊の課題としている。

モディ首相は習主席との会談後、中国企業によるインドのインフラへの投資の増加を希望し、インドに工業園区を設置し、中国の製造業の成功経験を共有させてほしいと述べた。輸出主導から内需主導型へと経済モデルを変化させたい中国は、建築業をはじめとする過剰な生産力を輸出することができる。また、高い水準にあるインドのITサービス業は、日増しに高まる中国での需要を満たすことになるとみられている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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