Record China 2023年4月25日(火) 20時0分
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中国美術学院の教師が10年にわたって海外の作品を盗作していたとの疑惑が浮上したことについて、学院側は「すでに授業を停止し、当該教師は調査を受けている」と明かした。
中国美術学院の教師が10年にわたって海外の作品を盗作していたとの疑惑が浮上したことについて、学院側は「すでに授業を停止し、当該教師は調査を受けている」と明かした。中国メディアの極目新聞が24日付で伝えた。
報道によると、同学院油絵科の教師を務める徐(シュー)氏にこのほど、シーナ・ギャビンやジム・カザンジアンといった海外アーティストの絵画作品を長年にわたり盗作していた疑いが浮上した。ネット上では、徐氏が10年にわたって盗作を繰り返しているとの証言や、両者の作品と徐氏の作品の比較画像が大量に出回っている。
シーナ・ギャビン自身も先日、インスタグラムに「中国のある芸術家・教師のことを知り、ショックを受けている。彼は私の作品を公然と盗作していた。彼の6枚の絵は明らかに私の作品の盗作だ。彼の絵の価格は10万ドル(約1350万円)に上っていた」などとつづり、徐氏の作品を購入しないよう呼び掛けた。
中国のネットユーザーからは「ネットが発達したこの時代にパクるとは」「盗作どころか完コピ」「恥をさらしたな」「パクったものをさらに10万ドルで売るとは、ひどすぎる」といった批判の声がある一方、「パクリかどうかは別にしてすごい技術だ」「もしパクリでなければ本当にすごい作品」とその完成度の高さに驚きの声も上がっている。
今月20日に中国メディアの記者が徐氏に電話をしたところ、徐氏は相手が記者だということが分かるなり電話を切ったという。翌21日には、同学院が「すでにこの件に注目しており、調査チームを設置して検証を行っている。結果が出たら発表する」と説明していた。(翻訳・編集/北田)
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