日本でカラスの刺し身が物議、厚労省も注意呼び掛け―中国メディア

Record China    2023年4月26日(水) 13時0分

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24日、環球時報は、「カラスの刺し身」が日本国内で議論になっており、厚生労働省がカラスを含むジビエ素材の生食をやめるよう呼び掛けたと報じた。

2023年4月24日、中国メディアの環球時報は、「カラスの刺し身」が日本国内で議論になっており、厚生労働省がカラスを含むジビエ素材の生食をやめるよう呼び掛けたと報じた。

記事は、東京新聞が今年3月にカラスの生食文化を体験したとする文章を掲載し、しょうゆ漬けのカラスの刺し身を食べたことをが紹介されると、ネット上ではカラスの生食やカラスを食べること自体をめぐる議論が巻き起こったと紹介。大部分のネットユーザーがカラスの生食は不衛生との認識を持ち、「ごみを食べて生きているカラスを食べて、気持ち悪くないのか」「野良猫だって食べないカラスは、本当においしいのか」「加熱してあっても驚き。それなのに生食なんて」といった懐疑的なコメントを残していると伝えた。

また、ネット上の議論に注目した厚生労働省も東京新聞の文章が発表された翌日にツイッターで、シカやイノシシなどの野獣、カモやカラスなどの野鳥は病原体を保有している可能性があり、生食は非常に危険。ジビエは中心部までしっかり加熱して食べるよう呼び掛けるツイートを発したことを紹介している。

記事は、カラスの生食が日本で物議を醸している衛生面以外の要因として、日本の神話において3本の足を持つカラス「八咫烏(やたがらす)」が神の鳥として登場することから、古来よりカラスが「天からの使者」として扱われてきたことを挙げた。

一方で、日本では都市部を中心に大量のカラスが生ごみを荒らす事例が日常化し、深刻な社会問題になっていることにも言及。環境省によればカラスは野生動物に属し、その捕獲には狩猟免許などの相応の許可証を取得する必要があるとした上で、市民からは「明らかに害鳥なのに、どうして捕まえられないのか」といった不満の声が聞かれたと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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