Record China 2023年4月25日(火) 8時0分
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中国国営の中央テレビ(CCTV)は24日、日本のラーメンの具材として欠かせないメンマについて「中国からの輸入頼み」だと報じた。
CCTVは「日本は中国のタケノコの最大の輸出国であり、市場で最も出回っているのは中国南方地域のメンマやタケノコの水煮などの加工品だ」とし、「ラーメンは日本で多くの人に愛されるグルメであり、伝統的な日本式ラーメンにはメンマがトッピングされている」と紹介した。
その上で、東京・池袋のラーメン店では使用されているメンマのすべてが中国産で、1日5キロは消費しているとし、同店の店主が「多くのラーメンがメンマを付け合わせとして使っていますし、一部のお客さんはつまみとして注文されます」と語ったことを紹介。「メンマにはセルロース含有量の多い麻竹(マチク)と呼ばれるタケノコが使用されるが、日本ではほとんど育たず、中国からの輸入に頼っている」とした。
また、タケノコの輸入業を営む日本企業の担当者の話として「日本でタケノコは基本的に4月と12月にしか販売されず、普段出回っているのはほとんどが中国産だ」と説明。同企業は浙江省産のタケノコを週1回の頻度で輸入しており、メンマや水煮などさまざまな形のものを大手スーパーに卸し、売上高は年10%の成長が続いていると紹介し、日本ではここ数年「ガチ中華」という言葉がはやるなど中国料理が注目を集めており、炒め物に適した千切りなど、タケノコ製品の需要が増しているとも伝えた。
CCTVは「日本は年間約20万トンのタケノコを消費しているが、その8割近くを中国からの輸入に頼っている」と指摘。業界関係者から「日本では手入れがされていない竹林が増えている上、人手不足も手伝い、タケノコの生産量がさらに落ち込む見通し。今後も中国産タケノコの(日本への)輸出は増え続けるだろう」との声が上がっていると伝えた。(翻訳・編集/北田)
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