Record China 2023年4月25日(火) 10時0分
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23日、界面新聞は、中国で新型コロナの新たな感染の波に対する憂慮が広がっており、専門家らが過度に心配する必要はないとの認識を示していることを報じた。資料写真。
2023年4月23日、中国メディアの界面新聞は、中国で新型コロナウイルスの新たな感染の波に対する憂慮が広がっており、専門家らが過度に心配する必要はないとの認識を示していることを報じた。
記事は、近ごろ中国のSNS上で新型コロナに2回目の感染をしたことを示す抗原検査の陽性結果をシェアしたり、家族全員が2回目の感染をしたことを明らかにしたりといったユーザーの書き込みが相次ぐとともに、これまで一度も感染しなかった人の感染も目立っているとの情報が流れ、ネットユーザーの間で憂慮が広がっていると紹介した。
その上で、ウイルス学の専門家である常栄山(チャン・ロンシャン)氏が、ネット上で伝えられる「家族全員が2回目の感染をした」というのは単発的なケースであり、過度の心配は必要ないとの認識を示したほか、「ちょうど今、ピーク時に感染しなかった人の感染が目立つ時期に差し掛かっているが、1日の感染者数は多くても昨年12月の15%にとどまっている上、診療や入院の体制の逼迫も見られない」と語ったことを伝えた。
また、香港大学のウイルス学専門家である金冬雁氏も「2回目の感染で出る症状は1回目より軽い。これまで感染したことがない人も過度の心配をする必要はなく、平常心をもってインフルエンザと同様の感染対策をすれば十分」と語るとともに、新型コロナを防ぐ最良の手段はやはりワクチン接種であり、高齢者や慢性疾患患者の定期的なワクチン接種を奨励すべきとの考えを示したと紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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