2014年7月14日、中国四川省広元市で、トラックが10メートルの高さで宙づり状態になった。

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14日午後1時30分ごろ、1台のトラックが川岸を走行中、後方から追い抜こうとしたトヨタ車に衝突された。運転手の楊（ヤン）さんは慌ててハンドルを切ったが、トラックは道路を飛び出し、高さ10メートルの位置で宙づり状態になった。

命の危険と隣り合わせの状況で、楊さんはおもむろに携帯電話を取り出すと、母親に電話をかけた。「母さん、先にご飯食べていいよ」と伝えると、何かあったのかと尋ねる母親の言葉を遮るように電話を切った。心配させたくなかったためだという。楊さんはその後、駆けつけた消防隊員に無事に救助された。

このニュースに、中国のネット上では、「無事でよかったね」「命の危険に遭ったとき、最初に思い出すのはやっぱり母親なんだな」「母を気遣う気持ちは尊敬に値する」「親思いの人こそ、本当に良い人」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）