2023年4月17日、日本華僑報網は、日本でスポーツのスーパースターが生まれる理由について紹介する文章が掲載された。

文章は、世界で活躍する日本のアスリートとして、米バスケットボールNBAのブルックリン・ネッツに所属する渡邊雄太、ロサンゼルス・レイカーズの八村塁、米大リーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平の3人を紹介した上で、日本から世界に通用するスーパースター選手が輩出される背景について解説している。

また「濃厚なスポーツの雰囲気」とし、人口1億2000万人の日本でサッカー人口が500万人もいること、100回を超える高校サッカー選手権大会があり毎年大きな話題になること、学校や地域で盛んに運動会が行われること、学校の部活やスポーツ関連マンガ・アニメなど身近なところにスポーツがあることなどを挙げた。

次に「充実したスポーツインフラとキャリアアップの道」を挙げ、日本各地にサッカーや野球ができるグラウンドが非常に多く整備されていること、一般家庭でも十分に払えるような費用でスポーツクラブに参加できること、高校や大学への進学に際しスポーツ推薦の制度が存在すること、中学や高校でのスポーツ教育が盛んで、子どものころから良質なトレーニングを受けられることなどを紹介している。

そして最後に社会の雰囲気、行政、学校、家族などによるサポートを受けながら子どもたち自身が将来の成功を夢見て努力を続け、練習や試合に真剣な態度で取り組んでいることを挙げた。

文章は「中国社会ではスポーツへの参加度、注目度が低く、アスリートの積極性をそいでいる。中国国内でスポーツを盛り上げるには各方面のサポートが不可欠であり、その道のりは長い」と結んだ。（翻訳・編集/川尻）