過去の給料問題未解決の7クラブ、中国サッカー協会から登録資格取り消し―中国メディア

Record China    2023年4月9日(日) 22時0分

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6日、中国新聞網は、過去の給料未払い問題が解決できなかった中国のプロサッカークラブ7チームが、登録資格を失ったと報じた。写真は武漢長江サッカークラブ。

2023年4月6日、中国新聞網は、過去の給料未払い問題が解決できなかった中国のプロサッカークラブ7チームが、登録資格を失ったと報じた。

記事は、中国サッカー協会が6日、武漢長江サッカークラブ、広州城サッカークラブ、河北サッカークラブ、陝西長安競技サッカークラブ、北京北体大サッカークラブ、淄博蹴鞠サッカークラブ、新疆天山雪豹サッカークラブの登録資格を取り消す発表を行ったと紹介。同協会は2月15日、昨シーズン以前に発生した給料未払い問題を全て一定期間内に解決するよう求める通知を出しており、これらの7クラブは期限内に問題が解決できなかったと伝えている。

そして、7クラブの多くが「金満サッカー」時代の負債問題を解決できなかったことによる「無念の退場」であると説明し、その最たる例として河北サッカークラブの例を挙げている。記事によれば河北サッカークラブは昨季給料未払い問題の影響によりユースチームがスーパーリーグ(1部リーグ)に参戦、2勝32敗という歴史的な大敗を喫した上、給料未払い問題によって勝ち点が差し引かれるペナルティを受け、シーズン通算勝ち点が「マイナス3」という前代未聞の不名誉な成績を残した。

また、広州城サッカークラブは広州汽車集団などによる国有資本連合体が昨年経営を引き継いだものの、前身である広州富力時代に残した債務について負担しない方針のため、敢えなく資格取り消しの対象になったようだ。

記事は「金満サッカーの荒波を経て優勝劣敗による淘汰が起こるのは正常な現象であり、プロクラブが痛みを伴うのは避けられない。ここ数年中国サッカー界にやってくる『寒の戻り』を経て、中国のプロサッカー世界に成長の春がやってくることを望む」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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