2023年4月5日、韓国・SBSなどによると、ソウル近郊・京畿道の城南市盆唐区亭子洞で同日午前9時45分ごろ、河川にかかる橋りょうの歩道が崩れ落ちる事故が発生した。

記事によると、この事故により40代の女性が死亡し、20代の男性が腰などに重傷を負った。事故当時は雨が降っていて、歩道を歩いていた2人は約5メートル下の河川沿いの遊歩道に転落した。崩れ落ちたのは108メートルある全体のうち50メートルほどで、ガードレールや標識が落下したという。

警察関係者は「前兆もなく、突然起きた事故」「監視カメラの映像を見ると、歩道が一瞬にしてがらがらと崩れ落ちている」と説明した。

今回事故が起きた橋りょうは1993年に建設された。往復6車線、幅は26メートルで道路の両側に歩道が設置されている。

事故映像を見た韓国のネットユーザーからは「信じられない」「怖ろしすぎる」「よく通っていた道だ。鳥肌が止まらない」「後進国でも起きないような事故が韓国の首都圏で起きるとは」「手抜き工事だ」「台風でもないのに。建設に関わった人全員に責任を取らせるべき」「近所の橋も同じ構造だ。すぐに精密点検を実施してほしい」「これは人災だよ。点検を怠っていたのでは」など、驚きや不安の声が続出している。（翻訳・編集/堂本）