習近平国家主席は31日、北京の人民大会堂で中国を公式訪問中のシンガポールのリー・シェンロン首相と会見しました。

習主席は席上、「中国とシンガポールは重要な協力パートナーである。東南アジア諸国の中で、シンガポールが中国の改革開放に最も深く参加し、中国の利益と最も密接に関係している」と指摘しました。また、「世界の百年未曾有の大変局を背景に、私たちは特にアジア地域の得がたい良好な発展の勢いを大切にし、維持して、地域の平和というメリットを共に守らなければならない。いかなる国もアジアの人々がより美しく幸せな生活を追求する権利を奪うことを許さない」と強調しました。

これに対して、リー・シェンロン首相は「シンガポールは中国の新しい政府とできるだけ早く意思疎通し、相互連結（コネクティビティー）などの重要なプロジェクトの協力を推進していきたい。台湾問題は中国の内政であり、『今日のウクライナ、明日の台湾』を鼓吹することは予測できない深刻な結果をもたらすだろう」と述べました。その上で、国と国が相互尊重、平和共存、互恵協力、衝突回避を堅持し、ともに試練と挑戦に対応していくべきだと主張するシンガポール側の考えを示しました。（提供/CRI）