中国のコーヒーチェーン大手ラッキンコーヒーに利用者から不満の声が上がった。中国の映像メディア・巨浪視頻が28日付で伝えた。

報道によると、先日、山東省菏沢市のラッキンコーヒーの店舗を利用した女性が動画を投稿した。女性は氷だけが大量に残った状態のカップをカメラに見せ、「私が買ったココナッツラテはたった3口。全部氷です」と不満を訴えた。

ラッキンコーヒーの担当者は「注文を受けてから店が決められた量で作っている。氷によって（飲み物の）量が少なくなることについては、店と話をするか、カスタマーサービスに連絡してほしい」と呼び掛けた。

中国のネットユーザーからは「冷たいドリンクはみんな同じ」「客に対する詐欺だ」「ラッキンコーヒーは氷屋さんなんだよ。コーヒーはサービスしてくれるだけ」といった声が上がる一方、「私はここまでひどいのには遭遇したことがないけど」という声や「氷4～5個って（ネット注文の備考欄に）書けばいいんだよ。私はいつもそうしてる」「私は毎回、氷は数個でいいですって備考欄に書くよ」との声も。

また、「氷少なめでって言ってもたくさん入れられるから氷なしって言うようにしてる」「コーヒーにしろミルクティーにしろ、氷なしにするとカップいっぱいに注がないのが当然のようになっている。憎らしい」との声がある一方で「私が行く店は氷なしでも上まで注いでくれる」という声もあり、店舗によって対応が異なる可能性もありそうだ。

中国では最近、アイスコーヒーなどの冷たいドリンクに大量の氷が入れられる問題がたびたび話題になっており、先日には中国メディアの新京報が「カップ1杯の半分が氷というのは、確かに改善が必要」との論評を掲載していた。（翻訳・編集/北田）