Record China 2023年3月28日(火) 14時0分
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日本旅行中にスマートフォンをなくしたに台湾人女性が、駅員らの対応に感激したようだ。写真は周さんのフェイスブックより。
日本旅行中にスマートフォンをなくしたに台湾人女性が、駅員らの対応に感激したようだ。台湾メディアの東森新聞が伝えた。
台湾のジャーナリストで政治評論家や司会者としても活動する周玉●(●=草かんむりに寇)さんは25日、自身のフェイスブックアカウントに「言うのは恥ずかしいけど、言わないのは素晴らしい日本の新幹線スタッフに申し訳が立たない」とつづり、事のいきさつを説明した。
周さんは先日、仙台駅から快速で山形駅まで行き、新幹線に乗り換えて大石田駅に向かった。目的地は銀山温泉だったという。ところが、山形駅で乗り換える際に駅のホームのごみ箱にごみと一緒に自分のスマートフォンを捨ててしまった。しかも、気付いたのは大石田へ向かう新幹線に乗車した後のことだった。
周さんが乗務員に事情を説明すると、次の天童駅で降りて山形駅に引き返すように案内された。引き返すのに1時間。周さんは「ごみ箱のごみが回収されてしまったらどうしよう。今晩泊まるホテルの予約情報も含めてすべてスマホの中にあるのに」と不安に駆られたという。
天童駅で対応したのは若い男性の駅員で、「真剣に、落ち着いて、細やかに」周さんの窮状の把握に努めてくれたといい、「とりあえず休んでいてください。電車が来たら山形に戻ってください。山形駅に連絡して、スマートフォンをお探ししますので。ただ少しお時間がかかるかもしれません」と英語で記し、慰めてくれたという。
もし見つからなかったらと思い、自然と「震えた」という周さん。山形駅に戻るとごみ箱のごみは回収された後だった。駅のホームにいた制服姿の男性に尋ねると、駅の出口の方を指さした。そこには4人の駅員が1列に並んでいて、周さんの方を見ていた。「ありがとうございます」と繰り返しお礼を言いながらホームを出て2階へ。観光案内センターまで案内されると、フロントの若い女性が引き出しから周さんのスマホを取り出した。周さんは「その瞬間、涙がこぼれそうになった」と振り返った。
パスポートを提示して本人確認をした後にスマホを受け取った周さんは、2時間遅れで予定通り銀山温泉へ向かうことができたという。
周さんの投稿には、台湾のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。
「文明的な国だ」
「日本は本当に素晴らしい」
「日本人の精神は世界が学ぶべき」
「異国の地で優しい人たちに出会えて、本当に運が良かったね」
「失ったはずの物が戻ったら、旅行がさらに楽しくなるね」
「日本の温かさと効率。台湾人が日本を好きなのも納得!」
「心温まる!どうりで台湾人がこんなに日本好きなわけだ。台日友好はいつまでも」
「これが日本の精神。どの仕事をする人もみんなが職人なんだ」
「落とした物が戻ってくる。これが日本の日常」
「今後、海外にはスマホを2台持って行くことに決めた。日本に行くとき以外はね」
「私も函館の電車に買ったばかりの酒を置き忘れたことがあるけど、夜には手元に戻ってきた。本当に感動したよ」
「2019年に九州に行った時、デパートで買った物をトイレに忘れた。戻ったのは3時間後で、物はなくなっていたけど、清掃員の女性に尋ねたらサービスカウンターの人に連絡してくれ、無事に手元に戻ってきた。本当にサプライズだった」
「15年前、姉が息子を連れて東京に遊びに来た。帰国する時、息子がおもちゃをバスに忘れた。届け出はしたけど連絡はなく、台湾に戻る飛行機の時間が迫っていたので『見つかったら私が受け取っておいてあげるから』と慰めて送り出した。そしたら台湾に戻った姉から電話があって、空港のグランドスタッフが搭乗前に『これはお客様がバスにお忘れになったものではないですか?』っておもちゃを届けてくれたって。5歳の男の子は素晴らしい記憶と共に台湾に戻ったんだ」(翻訳・編集/北田)
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