中国の歌手で俳優リウ・ユーニン（劉宇寧）が27日、ライブ配信を行い、デビュー前に結婚歴があることを自ら認めた。

2021年の時代劇ドラマ「長歌行」で知名度を上げ、人気俳優の仲間入りを果たしたリウ・ユーニンについて27日朝、あるパパラッチの中国版ツイッター・微博（ウェイボー）が女性と少女の写真を掲載し、結婚歴があり娘がいると報じた。これに対してリウ・ユーニンは同日昼にライブ配信を行い、デビュー前の結婚と離婚を認めつつも、子どもの存在については否定している。

ライブ配信は急きょ行ったものとみられ、リウ・ユーニンは時代劇の古装姿で登場している。結婚についてはデビュー前の出来事なので、今まで語ることがなかったと説明し、相手の女性とは離婚後は連絡を取っていないことも明かした。また、パパラッチが掲載した女性と少女の写真は顔にモザイクがかかっているとはいえ、一般人の生活を脅かす違法行為であるため、法的措置を検討していることも語っている。

現在33歳のリウ・ユーニンだが、結婚した12年4月はデビュー前の22歳で、レストランなどで働き、さらに路上やバー、飲食店で歌って音楽活動を行っていた。13年12月に離婚し、14年に友人らとバンド「摩登兄弟」を結成して翌年デビュー。18年から俳優活動を始め、「長歌行」でブレークしている。

リウ・ユーニンの告白についてネットでは、「デビュー前の話ならあえて公開する必要はない」と寛容に受け止める意見が多く、ウェイボーのフォロワー数にも大きな変化は見られない。長く応援しているファンからは、「とうに知っていたので何の驚きもない」との声や、日の浅いファンからも「以前から元恋人のことも気軽に話していたので何のショックもない」といった声が上がっており、批判の矛先は一般人の写真を公開したパパラッチに向けられている。（Mathilda）