Record Korea 2023年3月27日(月) 17時0分
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27日、韓国・朝鮮日報は、韓国国民の海外旅行需要が急速に回復している理由について報じた。写真はグアム。
2023年3月27日、韓国・朝鮮日報は、韓国国民の海外旅行需要が急速に回復している原因を分析した。
記事によると、先月に日本を訪れた韓国人観光客は56万8600人で、外国人観光客全体(147万5300人)の38.5%を占めた。台湾でも、1月の外国人観光客(25万4359人)のうち韓国人(3万6536人)が最も多かった。飛行機で4~5時間の距離にあるグアムでも、2月の外国人観光客(5万6141人)の67%が韓国人で圧倒的1位だった。
ベトナムとフィリピンでも、2月の外国人観光客のそれぞれ32.3%、27.4%が韓国人だった。韓国観光公社によると、1月の海外出国者数は178万2313人で前年同期の12倍に達した。
韓国国民の海外旅行需要が急速に回復している背景について、記事は「格安航空会社(LCC)の多さが大きく影響した」と指摘している。先月基準で韓国のLCCはチェジュ航空、ジンエアーなど9社で、人口が6.6倍の米国と同じ数に達している。人口1000人当たりのLCCの数は韓国が1.75社で、米国(0.26社)、日本(0.65社)、中国(0.04社)、英国(0.89社)と比べ圧倒的に多いという。
韓国のLCCはコロナ禍での赤字を挽回するため、昨年後半から先を競うように中・短距離路線を増やし、それにより海外旅行の需要も増加した。
また旅行業界では、トレンドに敏感な国民性も海外旅行急増の背景にあると分析されている。ある旅行会社関係者は「ゴルフ旅行が流行すればゴルフ商品が飛ぶように売れ、日本旅行が流行すればその商品だけ販売率が飛び抜けるといったように、韓国人は流行やトレンドに敏感な傾向がある」と話したという。
一方、1月に韓国を訪れた外国人観光客は43万4429人で、同月に日本を訪れた韓国人観光客(56万5200人)より少なかった。外国人観光客の数は昨年9月が33万7638人、10月が47万6097人、11月が45万9906人、12月が53万9273人と増加傾向にあったが、今年に入り減少した。
これにより韓国の旅行収支の赤字規模は拡大している。1月には14億9000万ドル(約1946億円)を記録し、1年で3倍近く増加した。ある専門家は「K‐POPなどの韓流商品をうまく利用し、外国人にとって魅力的な観光商品を作らなければならない」と指摘したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国だけがコロナ禍を経験したかのようだ。狂ったように海外へ出て遊んでいる」「それだけ韓国には魅力的な場所がないということ」「国内旅行は物価が高すぎる」「韓国国民は済州島のぼったくり価格にうんざりしている」「大阪旅行が済州島旅行よりはるかに安く楽しめる」「旅行は日本が最高。観光名所も多いし、人が親切」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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