Record China 2023年3月26日(日) 16時0分
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24日、中国新聞網は、腐敗の摘発が相次ぐ中国サッカー協会でこれまで大量の「処分通知」に署名してきた人物までもが処分の対象になったと報じた。写真は中国サッカー協会紀律委員会の王小平主任。
2023年3月24日、中国新聞網は、腐敗の摘発が相次ぐ中国サッカー協会でこれまで大量の「処分通知」に署名してきた人物までもが処分の対象になったと報じた。
記事は、中国サッカー協会のウェブサイト上に24日午後「中国サッカー協会紀律委員会の王小平(ワン・シアオピン)主任は法規に著しく違反し、現在中央紀律委員会国家監督委員会国家体育総局紀律検査監察グループおよび湖北省監督委員会の監察調査を受けている」との情報が発表され注目を集めたと伝えた。
そして、王氏に対する知名度は世間一般では決して高くないものの、サッカーファンにとっては「大きな影響力を持つ人物だ」とし、王氏がすでに10年以上にわたって中国サッカー協会の紀律検査委員会主任を務めており、2009年に巻き起こった八百長騒動でも関与していたクラブへの処分を発表したと紹介している。
また、王氏は今年1月まで同協会が出す各種処分通知の最後に署名を行っており、「王小平」の手書き署名が入った処分通知の数は昨シーズンだけで64枚に上り、「金満サッカー」全盛期だった17年は実に279枚に達したと紹介。このため、サッカーファンからは「書道家」「協会で最も忙しい人」などと呼ばれていたとした。
記事は、協会の紀律委員会トップが「重大な法規違反の疑い」で調査の対象となったことは中国サッカー協会ひいては中国サッカー界全体に大きな衝撃を与えることは言うまでもないと評するとともに、これまで陳戌源(チェン・シューユエン)会長をはじめとする中国サッカー協会幹部5人に加え、元代表監督の李鉄(リー・ティエ)氏も調査を受けていることから「今後も対象者リストが拡大し続ける可能性がありそうだ」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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