CRI online 2023年3月21日(火) 19時20分
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アニメ映画『すずめの戸締まり』の北京・上海キャンペーンに合わせ、新海誠監督が16日に中国を訪れ、中国の映画ファンたちとの2度目の「3年の約束」を果たしました。
「3年の約束」とは、新海監督の代表作の一つ『秒速5センチメートル』になぞらえた言葉で、2016年に『君の名は。』のキャンペーンで中国を訪れた際に、「3年後に新作と共に戻ってくる」と約束したことを指します。その後、2019年に『天気の子』のキャンペーンで約束を果たした新海監督は、中国のファンに再び「3年の約束」をしていました。今回、北京に到着した際に、新海監督は、「(新型コロナウイルス禍などがあり)こんなに早く中国に来られると思っていなかった」と、2度目の約束を果たせたことに喜びを見せました。
北京・上海キャンペーンは16〜20日にかけて、両都市でのプレミア上映を中心に行われ、17日にはメインイベントとして北京大学の百周年記念講堂で「すずめの戸締まり~春への約束~」北京プレミア舞台あいさつが実施されました。その中で新海監督は2000人を超える学生と交流し、サプライズとして手書き風デザインの中国版オリジナルポスターを公表しました。また、主題歌「すずめ」の中国版をカバーした歌手の周深(ジョウ・シェン)もサプライズ登場し、監督との交流で現場を一層盛り上げました。
本作に東日本大震災が題材として取り入れられている点について学生が言及すると、新海監督は「当時、中国も多くの援助をしてくれた。また、2008年に四川大地震が起きた時には、日本からも多くの人がボランティアとして現場に赴いた。両国が助け合ったように、私たちは常に身の回りの人たちと支え合いながら生きていると感じる」と語り、身近な人と励まし合い、助け合うことの大切さを強調しました。
また、監督は中国の印象的なアニメ作品として『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』を挙げ、「素晴らしい映画で、感激した。同じくネコのキャラクター(羅小黒)が出ていたので、大臣(『すずめの戸締まり』に登場するネコ)の動きの参考にもした」と語りました。
『すずめの戸締まり』は、3月24日に中国本土で一般公開されます。すでに前売り券の販売が4000万元(約7億6125万円)を突破しています。(提供/CRI)
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