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砂漠が結んだ中国との縁、緑化事業に携わる日本人女性―中国メディア

Record China    2014年7月13日(日) 2時30分

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11日、日本人女性が中国で砂漠化防止プロジェクトに参加している。写真は内モンゴル自治区の砂漠化防止活動。

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2014年7月11日、夢を実現させるため、国友淳子さんは大学では農学部を専攻し、主に森林生態学や生理学を学んだ。そして、専門として、木や植物を如何に育てるかを研究し、博士号を取得した。専門的な知識とまじめな気質から国友さんは多くの応募者の中から、中国河北省豊寧県の植樹・砂漠化防止プロジェクトチームの一員に選ばれた。チャイナネットが伝えた。

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国友さんはあるテレビ番組を見たことがきっかけで自分の人生の夢を見つけた。砂漠化防止のためにアフリカへ行くという夢はまだ実現できていないが、この砂漠というキーワードから中国との縁が生まれ、今や河北省豊寧県が第2の故郷となった。

■夢を追い求めて―砂漠を求めて中国へやって来た

国友さんは小学生の頃に触れた「西遊記」をきっかけとして、中国の風土や人々に興味を持ち始めた。恐らく、生来外の世界に対する好奇心が強かったのだろう。シルクロードの物語を知るうちに、中国を探索したいという強い思いが生まれてきた。中学生になると、シルクロードは土地の砂漠化によって徐々に姿を消しつつあるということを知った。

「その頃はいつも、孫悟空が特別な能力を駆使して、すべての砂漠を木の生い茂る森林に変えてくれることを夢見ていた」と幼い頃の夢を語る国友さんは恥ずかしそうに笑った。

農学部を専攻した国友さんは大学時代、初めて中国を訪れた。観光ではなく、内モンゴル自治区毛烏素砂漠の実地調査や砂漠地区の緑化状況モニタリングの研究のためだ。この中国行きで、実際に自分の目で土地の砂漠化による被害を目撃した。

「砂漠化は本当に恐ろしい。流砂は簡単に村や都市を呑み込み、鉄道や道路、田畑、草原を埋もらせてしまう。大自然の前では、人類はちっぽけでなすすべもない。いつ何時自分の家が無くなってしまうかもわからない。誰かがこの現象を止めなければならないと思った」。その時、自身の目標達成に対する決意を強めた。

豊寧県の未来について、国友さんは小●(土へんに貝)子郷に広がる一帯の砂漠を見渡しながら、「日本の鳥取県はもともと砂漠化が深刻な土地だったが、後に整備されて緑が生い茂るオアシスに生まれ変わった。今もそこに残る砂丘が歴史の生き証人だ。整備された小●子郷が鳥取県と同様に、人々が訪れる観光名所になることを願っている」と語った。

日本の公益事業は、寄付がどのぐらいあるかではなく、人が実際にどのぐらい実行したのかを見るという。国友さんは「この10数年間で、空に舞っていた砂塵は減少した。村人の生活環境も改善され、人々の笑顔も増え始めた。この緑化公益事業を通して、緑が成長しただけでなく、私自身も成長したと感じている」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/TF)

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