チャン・イーモウ（張芸謀）監督の最新映画「満江紅」の記録的ヒットにより、俳優シェン・トン（沈騰）出演作が歴代興行収入ランキング上位で2席を占めることとなった。

今年の春節（旧正月）映画として先月22日から公開中の「満江紅」は、このほど興行収入が45億元（約883億円）を突破。今年の春節映画シーズンの公開作品で最大のヒット映画となり、6日の時点で歴代興行収入ランキングの7位に。6位の「唐人街探偵 東京MISSION」を追い抜くのは時間の問題とみられている。

「満江紅」のメガヒットによって主演俳優の1人、シェン・トンの出演作が歴代興行収入ランキングで3位の「こんにちは、私のお母さん」を含め、上位の2席を占めることになった。なお、現在のトップは俳優ウー・ジン（呉京）で、1位の「1950 鋼の第7中隊」をはじめ、2位の「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」、5位の「流転の地球」と3作品が上位を占めている。

現在の2強に最も近い位置にいるのが、6位の「唐人街探偵 東京MISSION」の俳優ワン・バオチアン（王宝強）。2017年公開の「大鬧天竺」に続き、6年ぶりとなる監督・主演映画「八角籠中」が今年公開予定となっている。（Mathilda）